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今週の物欲 Vol.2〜 ゴルゴ13 単行本 全巻。

2020年04月16日
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ゴルゴ13
ゴルゴ0


ゴルゴ13 全巻セット


・価格    約12万円(2020年現在、購入可能)
・マニアー度 ★★★★☆
・レアー度  ★★☆☆☆
・覚悟要求度 ★★★★★


実は私はゴルゴ13マニアーなのですが、今回の物欲はリイド社 さいとう・たかを先生の伝説的なコミックス、ゴルゴ13です。

連載開始は1968年で、今年で51年目を迎えます。
もちろん現在も購入することができ、レアー度は★★☆☆☆ですが、マニアー度は★★★★☆としました。これはなぜか。

ゴルゴを持っている人自体は少なくなく、床屋さんとか昔ながらの食堂などゴルゴ臭のするお店に足を運べば、かなりの確率で数冊は置いてあると思います。むしろゴルゴを全く知らないとか、見たことがない人の方が少数派のはず。
しかし、全巻持っている人は非常に珍しいのです。

後ほど詳細には触れますが、ゴルゴの物量感・存在感は次元が違うんです。そんじょそこらの本棚だと丸々1つを専有し、一冊一冊が約300ページにも及ぶという分厚さ、しかも青年コミックなのでサイズもでかくB6サイズと学習参考書並み。
一般家庭で所有するのは、なかなか難しいのです。


また、青年コミック故にエロシーンが要所要所で炸裂!!するため、世間一般の女性に不遜な視線で見られがちです。
一冊か二冊持ってるくらいでは「あらー」と言われるくらいかもしれませんが、全巻揃えるとなると配偶者や家族、彼女から相当の精神的攻撃を受けることが予想されます。
(その代わり、男性の友人からは高確率で一目置かれるでしょう。男は、ダンディズムに憧れる生き物です。)

ちなみに我が家では、付き合っている当時から粘り強く妻を説得し、数年かけてゴルゴの世界に引きずり込むという、強硬策を敢行しました。
今では最新刊を買ってくるたびに、欠かさず読み込むようなゴルゴフリークに育て上げています。
ゴルゴ全巻を所有するためには、このような不退転の努力が必要とされるのです。


見た目もごまかしが効かないくらいド派手で、たとえ他のコミックスに紛れても一発でそれと分かるくらいの存在感があります。
約2センチの幅を目一杯使って「ゴルゴ13」とカラフルに書いてありますから。
実際に並べてみると、まるでモザイク画のようです。
「特定の並べ方でゴルゴの顔が浮き上がってくる」とか仕掛けがあるのかと期待しましたが、特にそんなことはないようでした。

あとは値段と入手難易度。コミックスに約12万円をかけるという覚悟が必要ですし、そもそも普通の本屋にはなかなか置いていません。あっても最新刊程度。
今でこそアマゾンがありますので誰でも取り寄せられますが、私が集めはじめた20年前、東京で全巻を在庫していたのはコミックスに強い新宿紀伊国屋のサザンシアター店(現在は惜しまれながらも閉店)だけだったと記憶します。


これらの激しいプレッシャーに耐え抜き、底知れぬ努力を続けることができた者だけが、全巻を所有し維持することが可能となるのです。
このため、覚悟要求度を★★★★★と評価しました。


ゴルゴ13について〜 人類史上最高のスナイパーを改めて紹介する

改めて語る必要はないかもしれませんが、念のため主人公のゴルゴ13について触れておきます。

「ゴルゴ13」はいわゆるコードネームで、本名不詳、年齢不詳、国籍不明の謎の人物。
身長は180センチ前後で、髪型は寿司屋の大将風の角刈り、カミソリのような眼をしています。
背後から近づく人物を見境なく殴ってしまうというクセがあり、これが原因で何度も逮捕されています。
モットーは「俺の後ろに立つな」の他に、握手をしないことから「利き腕を相手に預けるほど、俺は自信家じゃない」など。利き腕でなくても握手しないんですけどね。

東西冷戦時代から裏の世界で活躍する超一流のスナイパー&テロリストで、アメリカ大統領でさえ彼に狙われたら命はないと言われています。(ちなみにテロリストとは連載開始当時は「殺し屋」の意味で、尊敬の念もこめられてました。。近年はイスラム過激派や武装組織が無差別殺人を繰り返した結果、テロリストのイメージは地に落ちてしまいます。ゴルゴもさぞ迷惑していることでしょう。)

狙撃の成功率は99.9%、失敗したのは武器屋の陰謀によるミスファイアが一回、超能力者に読まれてよけられたのが一回、ドーピングしているバイオニックソルジャーによけられたのが一回、若かりし頃に防弾ガラスを見抜けなかったのが一回で、合計4回。しかし、いずれも最終的に標的を殺害しているので、依頼成功率は100%です。


さいとう先生によると、連載当初ゴルゴのモデルとしたのは高倉健だそうですが、後に実写版の映画でゴルゴ役をその高倉健本人が勤め、錦を飾りました。
高倉健の役柄と同様、50年以上寡黙なキャラクターで通しています。
このため、少しでもゴルゴが語る回があるとマニアーは「おお!」と興奮してしまうのです。

愛用銃はアーマライト社のM16というベトナム戦争時によく使われた突撃銃で、平均射程距離は600m。しかし時として2kmを超えるスナイプを成功させることもあり、超人的な狙撃能力を誇ります。
運転もバイクや車に限らず、潜水艦や戦闘機までと、幅広いです。

仕事の種類としては要人暗殺がメインですが、ペンダントのチェーンやバイオリンのG線を狙撃したり、最近では何と携帯で電話している標的の小指を撃ったというケースもありました(195巻<父という男>)。
正に神業。


ゴルゴ全巻、横に並べての長さを測ってみた〜 常軌を逸した規格外の長さ!


ゴルゴ1
ゴルゴ2
ゴルゴ3
ゴルゴ4


ゴルゴ全巻を横一列に並べて写真を撮ることを試みましたが、部屋からはみ出してしまうため、1〜100巻と101〜196巻の2列に分けて並べました。
しかし、それでもとても一画面には収まりません。改めて、ゴルゴの物量感に圧倒されました。


一体何センチあるのでしょうか?実際に図ってみることにします。
まず1巻<ビッグ・セイフ作戦>〜100巻<黄金の男(エル・ドラード)>


ゴルゴ8

何と194センチもありますね。。。
縦でも横でもなく、「厚み」ですよ?にわかには信じがたいです。

気を取り直して、101巻<メディアコントロール>〜196巻<腐食鉄鋼>を計測。


ゴルゴ9

185センチでした。。。

すなわち、合計で379センチという結果に。
こりゃ普通の部屋には入らないわけですね。
縦に1ページずつ並べたら、大体24キロメートルくらいになる計算です。さすがのゴルゴも射程距離外。

しかし、およそ4メートルもあるということは、横幅50センチの本棚だと8段必要になるわけで、やはり本棚1つまるごと専有してしまうことになります。
ちなみに我が家の本棚はサムネイル画像の通り大型で、横幅はおよそ1メートルあります。
これでも4段使うわけですから、やはり相応の覚悟が必要になりますね。

ちなみに写真では伝わらない存在感を言語化してみると、2列に並べたゴルゴの上で大の大人が寝れるくらいのボリューム感です。
私も試しに寝ころんでみましたが、非常に固くまるでコンクリートのような質感です。さらにひんやりとして冷たいため、夏以外はオススメできません。


ゴルゴの重さを体重計で測ってみる〜 超絶の重さだったww


ゴルゴ6

次は、ゴルゴ全巻の重さを測ってみることにします。

当然ながら、我が家の天井は4メートルもないため、全巻を一度に体重計に乗せて計測することはできません。
そこで、ギリギリ乗せられる冊数分の重さを計測し、196巻分の重さを割り出すことにしました。

1巻<ビッグ・セイフ作戦>〜50巻<ロベン監獄島>を計測!

ゴルゴ7

重さは・・・16.7キロでした。
これが50冊分ですので、196冊分の計算式は以下になります。

16.7x196÷50=65.464

およそ65キロ!!
道理で引っ越しの時に大変だったわけです。
ゴルゴだけでダンボール6-7箱分になり、それが1つ10キロくらいあったのです。
実際、引っ越しを手伝ってくれた友人はその後、音信不通になりました。。。

1つの友情を破壊するくらいの重さがあるんですね!

これは、現代人のライフスタイルに逆行する重さだ、と言い切っても良いかと思います。
作品を読むためだけならばKindleという素晴らしいツールが存在するわけで、書籍にモノとしての価値が見出だせない人以外は、いつでもタブレットで便利に読むことができます。
外出先や通勤電車でも難なく読めますし。

だいたい、こんな目のチカチカするようなカラーリングの背表紙が部屋の本棚を占拠している画は、すごく不自然ですよね。
最近流行りの断捨離とかミニマリスト的な考えからすると、真っ先に排除されそうなモノでしょう。

でも、敢えてそんなイバラの道へ挑戦することに燃えるマゾヒストタイプの人間が、人類の文明機具に逆行するはぐれもの、すなわちマニアーと呼ばれる人なのだと改めて実感しました。

常識ある皆さんは、是非Kindleでダウンロードしてお読みになってください!全力で応援します。
私と同じ道「ハードで全巻コンプリート」を歩まれるのは、色んな意味でオススメできません。。


結論的なもの


ゴルゴ13という作品は、50年以上もの間一度も休載したことがないという、稀有なコミックスです。そして、日本のマンガ界はおろか芸能界、政財界、軍事業界にも強い影響を与えています。

その中でも特に麻生元総理大臣は無類のファンで、外務省の海外安全対策マニュアルでゴルゴが登場した際に「ゴルゴ13の絵が書いてあれば間違いない」と発言されたり、ゴルゴの生誕◯◯周年パーティーに参加されたりしています。

作内で取り上げられる世界情勢のネタもプロのチームが情報を集めるなど、作品に一切の妥協を許さないプロ意識には本当に頭が下がりますね。

素晴らしい作品の数々をこの場で一作一作取り上げることはできませんが、今後機会を見つけて神回と呼ばれるファン垂涎の回や、私自身が思い入れのある回について、ご紹介していきたいと思います。

今回は、ゴルゴの物量感を少しでも感じていただけたなら満足です。


 
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Posted by butsuyoku-weekly
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